書かないけれど、考えていたその後の話。
日向さんは若林の気持ちを信じていない上に、若林の想いの深さも理解していないので、いつか若林が自分から離れていくと思っていますが、実際は若林はその一生を通して日向さんを愛し続けます。
日向さんの思う形とは違うけれど、たしかに日向さんに人生を狂わせられたわけですが、彼はそれもまた受け入れて生きていきます。
いつでも手を広げて抱きしめようと待ち続ける若林に、日向さんの想いも少しずつ変化していくでしょう。彼が癒される日がくるのかは分かりませんが、少なくとも若林の体現した『愛』を信じることは出来るようになります。
若島津sideのお話は、secretとして26年前に書いています。原稿が残っているのでそのうちpixivにUPする予定です。可哀想な若島津の片想い。でも彼もまた、日向さんの中にある愛の不信と戦い続ける道を選択します。道を間違えた若島津は、日向さんから二度と友達としての全幅の信頼を得ることは出来ないわけですが、若林の愛を信じていく過程で、日向さんは若島津の愛の在り方が理解出来るようになり、いつしか裏切られたという気持ちから、若島津を解放することが出来るようになります。
どちらも20年後の未来になります。
尊は最後まで日向さんへの執着を続けます。妹がそれに巻き込まれ、ついには母親に知られることになり、父親に対する母の思いを知ることになります。母親は、日向さんに対する父親の虐待に気付いていました。間接的な方法ではありますが、父親を死に追いやったのは、子どもを守ろうとした彼女でした。
彼女は、自分の決断が遅く、日向を傷つけ続けてしまったことを後悔していました。しかしそれでもまさかあんなに幼い頃からそれが始まっていたとは知らなかったようです。
母親の懺悔を経て、日向は少しずつ、自分の身体を大切に出来るように変化していきます。尊は日向を傷つけることで自分のものにしようとしますが、日向は妹と母親に命懸けで守られ、初めて愛を実感することになります。
以上がこのお話のその後でした。全て書くと大変な字数になる上に、モブレが書きたくて作った話だったのに、以降全くエロが無いので楽しさ半減して、妄想に留めた次第です😅
日向さん、なんとか救われる未来が待ってるよ!という余談でした。
誰も気にしていないでしょうが、福島は日向さんと別れたその後も、日向を凝視め続け、若干ストーカーの域に達します。彼は単なるペドフィリアではなく本物の日向フリークだったので、その後犯罪に手を染めることなく、日向との関係が暴露されることもありませんでした。