過去作と言いながら、書き換えばかりしてしまった為に原型を留めていないものになりました。
吸血鬼については、少し考えていたことがあります。二話目、孤独を癒す者で少し触れましたが、世界の神話における竜の存在です。竜(龍)=蛇は西洋においては邪悪な生き物とされています。イブに知識の実を与えた旧約の世界が最も顕著です。
しかし一部、東洋では龍を神として崇めていた神話も多く存在します。龍が悪の化身だったとは思えないのです。
ならば何故、龍を悪とせねばならなかったのかと考えると、西洋で言う『神』と敵対していた存在だからだと考えられます。
吸血鬼とは本来、神と呼ばれる生物ではなかったのかと思うのです。それが人類と敵対関係になったが故に、吸血鬼と呼ばれるようになったのではないか、と。
世界の神話を紐解けば、確かに神と呼ばれるモノは複数人存在し、そして神同士が争ったことが分かります。
面白いですよね。
というわけで、吸血鬼の三杉様の孤独がいかに深いものであったか、少しでも伝わっていたら幸いです❤️
青淵の翳は、きっとヴォルフかオニキスが務めているのでは?はっきりとは書きませんでしたが、強い能力を持つ三杉様には数体の使い魔がいます。でもそれでもヒュウガを守れなかったんだよなー。数の勝利だったんでしょうね。そう考えると、滅びゆく種族だと三杉様が言っていたのがよく分かります。どんなに強くて色んな力を持っていて、不老不死に近くても、数には勝てない。人類勝利。しかし彼等使い魔は、今度は絶対に日向さんを守ってみせる!と思っていると思います。
あ、でも、originator以外の吸血鬼は数多く存在します。そういう吸血鬼の一人が、反町くんのお母さんを狙ってしまったわけです。